深見東州先生は、
世界中に愛をワールドメイトのリーダーです。また、
半田晴久のお名前で様々な創作活動・福祉活動をしていらっしゃいます。
引き続き「リーディング・ザ・タロット」からの引用です。
「■タロット・カードの歴史的変遷
タロット・カードの絵は、時代や地域によって非常に多様なデザインを生み出してきた。しかし、それらを時間軸に沿って、大きくいくつかのトレンドとして分類することが可能である。
まずは以下の年表をご覧いただきたい。
1.ヒストリカル・タロットの時代
1440年、ヴィスコンティ家のタロット
(日本では…1440年日野富子誕生、1467年~応仁の乱)
2.エソテリック・タロットの始まり
1781年、クールドジェブラン 「原始世界」
(日本では…天明元年、天明の大飢饉、田沼親子の政治)
(この年、天王星が発見される)
1855年、エリファス・レヴィ 「高等魔術の教理と祭儀」
(日本では…日露和親条約、安政の大地震→1868年に明治に改元される)
3.モダン・タロットの時代
1888(明治21)年、黄金の夜明け団設立
1910(明治43)年、アーサー・E・ウエイト 「タロットの鍵」出版
1947(昭和22年)年、アレイスター・クロウリー 「トートの書」出版
これは、タロット・カードの変遷を、大きく4つの時代区分としてまとめたアメリカのタロティスト、シンシア・ジャイルズのカテゴライズをベイスにしながら作成したものである。ここでは、表の4つの時代区分 ー 「ヒストリカル・タロット」、「エソテリック・タロット」、「モダン・タロット」、「トランスフォーメイション・タロット」に従って、タロット・カードの歴史的変遷を、おおまかにまとめてみたい。
1.ヒストリカル・タロット
ジャイルズの分類の仕方を借りると、まず15世紀前半からおおよそ18世紀後半は、ヒストリカル・タロットと呼ばれる時期にあたる。この15世紀前半というのは、タロット誕生の時代である。実際に、現存する資料から判断する限り、タロット発祥の地は、15世紀前半の北イタリアであるとみて、ほぼ間違いないと思われる。あるいは、異論の余地の出ることのない控えめな言い方をするなら、現存する最も古いタロットは、15世紀前半のイタリアのミラノ公のためのものである。
また、当時のイタリアでのタロット・カードの使用目的は、実際のところ占いのためのものではなかった。記録からは、当時のタロット・カードが、ゲームのためのツールであったことは明らかである。
その後、15世紀末から16世紀初頭にかけて、イタリアからフランスへとタロットは伝播していく。そして、このフランスでの初期の時代におけるタロットも、あくまでイタリア発祥の「ゲームとしてのタロット」であり、決して今日知られているような「占いとしてのタロット」ではなかった。
その後、18世紀末までのヒストリカル・タロットの時代におけるタロットは、常にゲームを目的として作られたカードだった。本書で扱っているマルセイユ・タロットも、このヒストリカル・タロットの時代に誕生したものであり、あくまでもゲームのためのカードとして使用されていたものなのである。
2.エソテリック・タロット
一方、今日知られているようなタロット占いのメソッドが広まっていったのは、18世紀末から19世紀にかけてのことである。ちょうどそれは、ジャイルズが「エソテリック・タロット」と呼んでいる時代のはじまりに重なる。
エソテリック・タロットのトレンドをひとことでいうならば、それは文字どおり、タロットの秘教化である。そして、その端緒となったものこそ、1781年に刊行されたクール・ド・ジェブランの著書『原始世界』の第8巻に記された「古代エジプト起源説」だった。
遙か昔へとタロットの起源を位置づけるこのド・ジェブランの説は、今日の実証的なタロット史の観点からすると、けっして認めることのできないものである。しかし、ロマンと空想をかきたててやまない古代エジプト起源説は、後のタロティストたちにとって、大きなインスピレイションの源となったのである。(以下略)」
(伊泉龍一、ジューン澁澤 (2009). リーディング・ザ・タロット、駒草出版 pp.184-186.)
ということで、
タロットカードは、15世紀前半に北イタリアで誕生し、ゲームに使用されていたものだった、ということですね。本来占いに使っていたものではなかったのです。
18世紀末から19世紀にかけて、タロット占いが完成したみたいですね。
タロット占いの完成に貢献したのは、クール・ド・ジェブラン、エリファス・レヴィなどの「18世紀、19世紀の自称魔術師の人たち」なんだそうです。
そして、クール・ド・ジェブランの「タロット・カード、古代エジプト起源説」はまったく実証的な裏付けが無い、「空想の産物」だということです。
じゃあ、なぜタロット・カードが当たるの?と尋ねたくなるわけですが、
深見東州先生がおっしゃるには、
「易占霊界というものがある」ということなのです。
(続く)
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